「あじまりかん」とは何か?

「あじまりかん」とは何か/斎藤 敏一

作成:2018年7月26日、最終更新日:2018年9月3日

「アジマリカン」は大和建国(*1 皇室発祥)時より日本に伝わる大神呪(だいじんじゅ)と呼ばれる歴史的な言霊(ことたま)で、 *2 山蔭(やまかげ)神道によって伝承され、戦後万人のために公開されました。
「アジマリカン」とは、日本神話に登場する *3 造化三神(ぞうかさんしん)の *4 産霊(むすび)のお働きがそのまま顕(あらわ)れた言葉です。山蔭神道では造化三神を大元霊(だいげんれい)、大元尊神(だいげんそんしん)などとお呼びしますが、もう一つの神名「天津渦々志八津奈芸天祖大神(あまつうずうずしやつなぎあめのみおやのおおかみ)」に、「アジマリカン」のお働きが示されています。
「アジマリカン」は、造化三神が渦巻きとなって宇宙を創造されるお姿が言霊となったもので、宇宙創造神のお力(ちから)(エネルギー)が無条件で発動します。「アジマリカン」を唱えると、その響きの中に、宇宙を創造された根源の神が実体として降臨されるのです。
「アジマリカン」の一声で、人は一瞬にして神となります。そして、人はその瞬間から神として生きてゆくことになるのです。
 誰もが「アジマリカン」を唱えることで神を直接体験し、神化し、永遠の生命を得ることができます。
「アジマリカン」は、全人類が丸ごと「みろくの世」に渡ってゆくために、宇宙創造神がこの日本国に *5 予め降(くだ)し置かれた奇跡の神宝なのです。

【注】
*1 皇室の発祥とは斎藤による「初代天皇=応神天皇説」、すなわち、武内宿禰(アメノヒボコ)と神功皇后(邪馬台国二代目女王トヨ)の間に生まれた応神天皇(蘇我系)こそが初代天皇であるという認識に基づいています。また、神武天皇は八世紀に日本書紀編纂時に創作された天皇ですから、実在性を疑わなければなりません。神武東征などという出来事はなかったのです(何らかの史実が反映されていることは否定しません)が、応神は武内宿禰と一緒に日向を発って大和入りしています。
 崇神天皇(饒速日尊、物部系)は応神以前に大和の大王として実権を持っていましたが、武内宿禰と神功皇后の夫婦を裏切ったことにより大いに祟られました。そのために、彼らの子でである応神を大和に招き、実権のない祭祀王としました(大物主の子・大田田根子というのが応神天皇です)。応神(大田田根子)を天皇(祭祀王)にする以外に、大物主の祟りを鎮めることはできなかったからです。
 現在の皇室は応神天皇を遠祖としているというのが、皇室発祥の正しい認識となります。崇神天皇は先に大和の大王となっていましたが、霊統としては傍系です。「あじまりかん」を保持していたアメノヒボコ+トヨとその皇子・応神より続く蘇我系の王統こそ天皇家の正統な霊統です。

*2 山蔭神道は応神天皇の御世(みよ)に天皇行法(「自霊拝」・「あじまりかん」という二種類の行法)の司(つかさ)として発祥した古神道の教派(宗教法人)です。

*3 造化三神とは、古事記に登場する天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)の三神を一体として捉えた呼称で、宇宙創造神の結びのお働きを表しています。

*4 古くは〈むすひ〉といい、万物を生み成長させる神秘で霊妙な力のこと。(世界大百科事典より)

*5「予め」の意味は、西暦270年頃、武内宿禰(たけのうちのすくね)から皇子(みこ)の応神に「あじまりかん」の継承が行われたことを意味しています。武内宿禰はアメノヒボコであり、太陽神の化身として「あじまりかん」を宇宙創造神より降され、それをわが子である応神天皇に伝授したという物語が前提となっています。「アメノヒボコが本来の皇祖神=天照大神(あまてるおおかみ)である」という、斎藤の「アメノヒボコ国祖説」を理解する必要があります。

【参考資料】
・『あじまりかんの法則』斎藤敏一著
・『アジマリカンの降臨』斎藤敏一著
・『すべてがひっくり返る』斎藤敏一著